仮面福祉会

できることを切り売りしています

終わりに向かって走れ

髪を切ってひと月経って視界が脅かされしっかり伸びていることを実感する。爪をしょっちゅう切っている気がする。生物としては毎日死に向かってるはずなのに、ちゃんと生きていてすごい。

気合いを入れて部屋を片付け掃除機をかけた。集塵ケースの中にしっかり埃が溜まってゆくのも、日々生きているからだ。

生きてはいたいが全部が煩わしい。

 

かき氷を食べてから、祖母の家に向かう。旅行の土産と、座位補助のクッションを持っていく。あと、途中でヤクルト優勝記念の雑誌を買った。祖母はヤクルトを応援していて、中でも打率などの数字を見るのが好きという変わった傾向があるのだ。

先日の父の非人道的な言い様があったが、会ってみると前に会った時とさほど変わらないよう見える。父と何を話したのかと訊くと、普段通ってくれている叔母に何かあったら飢え死にするぞどうするつもりなのか、と詰められたとのこと。なにを偉そうに、、と私は思うが、祖母にとってはまぁまぁ納得感があったらしく、ショートステイの話などをした。父は親の敵みたいに親にやいやい言うが、祖母には自分で考えて折り合いをつける力があり、それは得難く素晴らしいことである。

あれこれ話し、細々した頼まれごとをして退室した。

 

迷いながら職場へ行き、ちょっと作業しようと始めたがやっぱりあまり終わらず7時を過ぎたので諦めて帰る。結局今日も夜は寒い。

 

父がおもむろに、物理的な家のことについて話してきた。色々考える時期が来ている。