仮面福祉会

できることを切り売りしています

どうしたいのかまずわからない

駅までの道で新しく建てている家の足場が外れた。外装は終わり、内装と家回りに取りかかるらしい。家の体裁を作るのはほんの数日で、機能するものに仕立てあげていくのは、目に触れなくて時間のかかるものなのだな。何事も、本質的なことは地味で地道である。

 

上司のいない日でぼちぼち仕事。

帰りがけ、何の前談があったのか、50代の同僚が20代の子たちに、彼女がどうとか合コンがどうとかいう話をしていておいおいと思う。思うが、かつて自分も世間話的にしていた記憶もあり、なぜおいおいと思うに至ったのだろう。自身がそういう話題を振られる年齢から離れたからだろうか。離れて、他人事になって、そういう話題が嫌なケースを考えるようになったからかな。実際当事者はどうなんだろう。考えすぎのラインが難しいものである。

 

着付けのバイトをしてきた母から、成人式の前撮りのお嬢さんたちの様々を聞く。レースやら花やらあれこれ飾り物をつけたり、草履でなくてブーツを履いたり、自由なこだわりがあり着せる方は大変なようだ。しかし自分が身に付けるものにこだわりを持って、それを実現できるバイタリティが素晴らしいと思う。あとあと、当時の私の趣味何なの…になる日が来るかもしれないが、多分そういう人は、年を取っても生命力に溢れて生きていける。