仮面福祉会

できることを切り売りしています

手前の格好付けの犠牲の何十万

電車から降りるとき、いつもスライドパズルのことを考えている。この人が立ち、出て行き、私の前の人がそこへ座る。ことによって私の前が空き外に出られる。

規律が正しいと嬉しい。

 

午後、十億年ぶりに集合で会議があり参加する。同業者の、いつも電話で話している人々が集い、どうもどうもと挨拶した。

他の担当が回す会だったので基本的に聞く一方であったが、何かを話し合って決めていくようなことが久しぶり過ぎて苦しかった。課題に取り組むみなさんが眩しすぎて真っ白だ。

いつも目の前のことを片付ける行為ばかりやっていて、所謂思考停止であると自覚している。新しいことに取り組める気がせず、これが老いかとうち震えた。あれもこれもとにかくやっていこうぜというバイタリティを吹かしたい。吹かしたい気持ちはある…。

計画を、まずは計画を立てよう。

 

夜のニュースでブラットピットが喋っているのを見た。トムクルーズもそうだが、あの人たちは若いとか老けたとかそういう物差を越えてどうあってもかっこいいな。という話を前にジムのお兄さんにしたら、あの人たちはチートである、と言っていた。なるほどチートとは、これのことか。ウォーター…。

 

寝る前に、日本のいちばん長い日を読んでいる。愚鈍なうちに原爆で市民が地獄を見ているのを知っているので、プロローグから怒りが止まらない。枕のお供に相応しくない、ともかく絶望である。