仮面福祉会

できることを切り売りしています

ただ与えるだけでよくなりたい

電波なはずの時計が遅れている。

父から、レコードをメルカリで売りたいんだがという相談を受ける。代わりにやったら売上金は懐に納めて構わないと言う。それなら古本屋みたいなとこに売っても同じではと思うも、何となく気持ちはわかる。好きで買ったものに値が付かないの悲しいし、自分でなければ自分の近しい人の利益になってほしい。

最近フロムの入門書を読み、愛について学んでいるのだ。そして、そういう話ではないのだけど、私が死んだら財産をどこに分配したいか、ということを考えた。例えばお見合いなどで、目下知らない人と初めましてで結婚して、即死んだら、そのよく知らん人の手に渡るんだよな、少ないながら今まで地道に貯めてきお金が。…それは嫌だな。それは嫌だな、と思わなくなるには、いか程の時間が必要かしら。いくら分け与えても良いと思えるようになりたい。自分と自分の周りの人ばかり守って生きていても、先が知れているし面白くない。たぶん。

 

何年かぶりにゆずのライブに行った。

始終動揺があり落ち着かずモヤモヤを抱え続けるという、他ではあり得ない情緒になる。それがわかっていたからチケットを買ったものの正直めんどうであったが、総じて行って良かったと思う。私にふるさとはないが、故郷に帰る心境に近いんではなかろうか。

あと、初っぱな飛ばしてた2曲ぐらいシンプルに良かった。

 

修行みたいな気持ちで見ている大河ドラマが面白かった。やたらとでかい声を出すのがいただけないが、みんなちょっとずつダメなところがいい。