仮面福祉会

できることを切り売りしています

終わりがダメだと全部ダメなのかも

父のコラムを読解できなかったことはさておき、父のアイデンティティの1つに「本屋の息子」というのがあることを知った。それで父は確かに何十年と本を乱読し続けているのだが、しんどくならないんだな、ということも発見であった。私は年々読んで辛くなるジャンル、作者が増える一方である。最近では伊坂幸太郎の本に出てくる悪い人の悪さに耐えられなくなってしまった。池井戸潤なんか怖くて読めない。そういうことが、父にはないんだな…。

 

出勤すると、今月末でおしまい予定の派遣さんから、今日で最後にさせていただきますと言われる。全員初耳で慌てた。どうも契約終了になったことがすごくショックだったらしい。派遣さんというと細切れの更新更新で、そう割り切ってる方も多いように考えていたので迂闊であった。自分に都合の良いように思い込み配慮を怠ってしまったな…。べつにケンカ別れをしても業務に支障はないのだけど、「気持ち」を無視できないのが人間味で社会でまじ難しくて業である。立場上、普段みなさんにあれこれ訊かれ答えるので、頼られちやほやされてしまうがそんなのは出来て当然で、本当に必要な能力は、働きやすい環境を先回りして整えられる先見の明と気遣いと配慮、ていうかつまりコミュニケーション能力だと思っている。その辺りは人よりかなり劣っている自覚は、ある…。しかも、やりたいけどできないことじゃなくて、できるけどやりたくないことなんである面倒くさくて何しろ…。

 

しょんぼりして帰ろうとしたらめちゃめちゃ雨が降っていて濡れた。夜はまた北で地震。ちょっと落ち着いてほしい。