仮面福祉会

できることを切り売りしています

借り物を自慢する人

足の裏が乾燥して体組成計がエラーを繰り返す季節。体重が増えたまま戻らない。メガネが曇ったまま駅まで歩く毎日。

何をするのも億劫である。
同業者との電話で、俺は悪くないと言いたさに満ち満ちた弁明を一生懸命される。ただ依頼をしたいだけで何かを責めるつもりは全くないのに、余程疲弊しているとみえる。する義理のないフォローをしてあげた。
後ろで後輩が、電話の相手に攻められ続けているのが聞こえる。下手に出て調子に乗らせるなと言いたかったが後の祭りだ。よく言えば優しいし、悪く言えば弱気なのである。適材適所じゃなさを感じる。
引き続き本を読んでいて、人間関係やチームワークを良くすることは、手段であって目的じゃないよねという件に、ははあそうさなぁと心の付箋を貼った。仕事の目的を達成するために、言うべきことはちゃんと言ってかないといけない。それは感情ではなく、個人を責める目的ではないのに、そうは捉えられないことのなんと多いことよ。
人の書いたものをさもありなんと自分の懐から出したり感化されたりする自分の小ささを恥じるが、モヤを言語化してもらえると助かり、つい。

チューブファイルの表紙で指を切ってとても痛い。ゴカムの杉元の傷のことを想像して比較した。いや、痛すぎるよ杉元。

メガネを曇らせながら帰る。