仮面福祉会

できることを切り売りしています

たまごにわとりのはなし

母が、私が好きそうな食べ物を買ってくる。それを賞味期限ひと月過ぎたぐらいにようやっと消費する。するとまた補充される。私はあるから食べる。母はなくなるから買ってくる。もうほんとうにありがたくもったいないことだが、お気持ちだけで結構ですと伝えないことには、私は永遠に肥やされてしまう。

冷え冷えの朝。コートにダウンのライナーを着け、アームウォーマーをして家を出る。10月にしては過剰な装備をするのに、自分を甘やかす気持ちになるの何の後ろめたさなんだろうか。
その装備でも気持ち寒い。

電話に積極的に出られない。派遣さんが絡まれているのに、声をかけられるまで気付かないふりをしていたら結局助けを求められなかった。さては抵抗のオーラを察されてるな。これはいかん。私の存在意義の危機である。イヤでも全オープンでみなさんを受け入れてこその先輩である。明日はもりもり電話取るし、声掛けられたらにこにこ対応しよう。がんばります!😭という、女の園の星の小林先生状態。えらいです!って言ってほしい。
存在意義の危機のことを考えていたら急激に不安になる。こんな自分が求める人などいるわけがないので、今運良く与えられているものに精一杯取り組んで死守しなさい。というお告げが聞こえる。五体投地

松坂の引退投番をニュースで見る。120キロにも至らないし全然ストライクにならない。プロの第一線で投げてたピッチャーでもこんなことになるの?この数年所属して一軍で投げられると本当に思ってたの?どういうことなの?と混乱する。それでもマウンドに立ったのがえらいのか、ただ面の皮が厚いだけなのかわたしにはわからない。