仮面福祉会

できることを切り売りしています

日常と感情がパラレル

ショックなことがあり動揺した。
動揺しながら中華定食を食べたが杏仁豆腐がうまかった記憶がある。
ショックなことがあると、自棄になったときにするような行動を取らねばならないのではとか、ショックを受けている風にしているだけで本当はそうでもないのではとか、そういう気分に浸りたいだけだからその気になれば通常営業に戻れるはずだとか、一瞬にして面倒くさい自意識がばーんと高いところに飛んでいく。
自棄になったときにするような行動として、セブンとファミマとまいばすけっととセブンを梯子して棒アイスを2本買って食べた。2本食べてもスーパーカップ1つよりもカロリーが低くなるやつを選んだ。
金を借りて行方不明になったやつのことを急に思い出した。
ひたひた。

正岡子規の墨汁一滴を読んでいる。
病気によって楽しみと自由がどんどん失われていき、残るは食の楽しみと書く自由だけだが、それも最近は難しくなってきた。とか、常にどこかが痛く苦しいく安らかだということがないので閻魔の使いが早く来てほしいとか、てらいもなく病気つらい苦しいということが書いてあり、本当につらかったんだろうなと気の毒だ。
自分には楽しみも自由もたくさん残っているなと有難く思うが、それでも人生上がりたいと思う瞬間があって嫌になる。そういうときに明日の約束とか日曜のいだてんとか来週の仕事とか、七之助のこととか先々の公演とかライブとかを思い出すと現実に着地できるので、自由と楽しみがあるから生きていけると実感する。

食べたアイスは2本とも何となく苦かった。