仮面福祉会

できることを切り売りしています

高級なパチもん

友達と会うのに出かける。定期が使える駅に着き、いざというところで私は機種変更をしたのでしたということを思い出す。すわ。旧機種での手続きは済んでいたので慌てて設定しようとするが、できない。エラー、エラー、エラーですよ!と何度も言われる。つらい。しょうがないからお金を払って電車に乗って、遅刻した。

即位のパレードで使ったオープンカーが期間限定で展示されているというので、赤坂迎賓館に行ってみようということになっていた。混んでいるだろうかと身構えたがそこそこ。
本館に入り順々に部屋を見ていく。白い木だな、ということをずっと考えていた。西洋のこういう建物も木だったかしら。装飾がもりもりに盛ってあり、構成を考えているうちにわかんなくなんないんだろうかと思う。鳥の絵やレリーフがたくさんあり、日本人の鳥に対する意識の高さを感じる。
これ以上入ってはいけませんという箇所に紐が張られ、スタッフのみなさんもそのエリアに立ち入るときはフットカバーをしたりしていたが、迎賓が来たときには普通に使ってるんだよな。

一回ぐらい見てみてよかったなーと思いながら後にし、カフェで友達の転職話などを聞く。ちょっと前まで勤めていた老舗日本企業の体質がとことん不満だったんだなぁということがわかる。しかしその、ストレスに感じている細々したことはいちいち最もなのだが、私が今いる組織にいたらもうとんでもなかろうということばかりで、それを甘んじて受け入れている自分が責められるような気分になってしまうのだった。私も今の組織がいいとは全然思っていないけども、じゃあ本質的に社員を大事にしている組織がどこにあるのかというのは検討もつかないし、あったとして売り込むだけの能力がない。あとは自分で作るしかないんだけど。
その友達には、そうだよねーと言い合えるレベルの相手がいれば良いのに。どうもすまんねという気持ちになる。

モバイルSuicaが使えない問題が解決しない。新しい機種の充電ポートが違ったり、買ったカバーが欲しかったやつじゃなかったり、地味な出費がちょこちょとあってうまくいかずとても嫌だ。もっと賢い人間になりたかった。