仮面福祉会

できることを切り売りしています

メロンなんかもらうんじゃなかったよ

家族で男はつらいよを見に行こうということになる。
自分が小学生の頃は新聞社から映画の券をもらうような風情があったので、最終回までの4、5作、釣りバカ日誌との2本立てを正月に家族で見に行っていた。あとから昔のものも結構見たが、自分が大人になってからは寅さんの振る舞いがまともに腹立たしかったりした。

そういうわけでここにきて山田洋次どうなんだと心配もしていたが、すごくすごく良かった。しみじみ泣いたし笑った。
使う言葉や演出は全然違うけど、いだてんの感じに近い。台詞に作りものっぽさがなくて、ちゃんと生きている結果泣けたり笑えたりする。
役者さんが死んでしまった人は当たり前ながらいなくて、みんな年を取っていて、でも変わらず生活していて、人生とはこういうものだなぁとよくよく感じ入った。
寅さんの言うことも、バカだねぇといとおしく感じられる。自分にも20年以上しっかり積み重なっているな。

はーよかったわとしみじみしてついキネ旬とムック本を買ってしまった。各人のインタビューが読みた過ぎる。

そのまま池袋の初売りに行くなどして帰る。地方に車で戻るので夜中に出ていく兄を待ってから寝る。あとは土日を残すばかりだ。仕事にはあまり行きたくないが、こういうままならない段取りが日常だとしんどいな。