仮面福祉会

できることを切り売りしています

人の普通は面白い

10年以上前に買った、寝袋のインナーシーツがある。今度の宿泊で使えるかどうか、試したのが昨夜。足元が袋になったコクーン状の形だが、右側が体を入れるように大きく開いているので、寝ている間に外に出てしまわないかが主な検証ごと。
結果、深夜に目覚め、変わらずコクーンの中にいたから大丈夫そうだとわかったが、何か煩わしくて止めた。掛け布団を戻し、落ち着いて朝まで寝た。
ところでもちろん寝袋もあるのだが、友人宅で止まるのに1回使っただけでずっと仕舞われている。災害時に職場に泊まる備えとして買ったのだけど、ひっそり朽ちていやしないか、怖くてむしろ開封できない。

朝、駅まで歩く道で合流する人の中に、高校生と思われる女の子がいる。スカートが制服かアイドルの衣装でしか見ない短さで、鞄により更に上がってきてしまっていたりするから、ヒヤヒヤしてつい目がいってしまう。幸い今のところ見えたことはないし、ギリギリでちゃんとカバーするので、後ろに目がついているのか、超能力なんじゃないかと思う。
しかし、もしスカートの裾が限界値を超えたとしたら、私は彼女に声を掛けるんだろうか。かけないとしたら、ただ見たい人と同じだ。

仕事。先日知り合った外国籍の人と、悩み事を共有する。地域住民と合流させるにはどうしたら良いか、というのがテーマだが、自分のことを棚に上げてるなと思う。
ただ、稼ぐために日本に来た人々は、生活を楽しもうという発想がない、と言われたのには、はっとした。
仕事でしか社会とつながっていない、というのは、家族のいない人なら日本人だってありがちな状況だが、推し活をするとか、近くの飲み屋に通うとか、習い事を始めるとかジムに行くとか、多くの人は何かしら楽しみを見付け「生活」をやってるんじゃないだろうか。それが、全くないとしたら、あまりにもストイック過ぎる。

午後からは実習生がやってきて、ペアの子と連れ立って訪問などをする。人んちに行くなど、滅多にできない体験をさせられて、指導担当でもないのに満足である。
途中でまだ撤去されずにいる都知事選の看板があり、世間話的に選挙のことを訊いてみた。住民票が都内にないから選挙権はなかったそうだが、2位の人が大差で負けたのが意外だったと言っていたのが、意外だ。そうか、あの人の支持者って、そういう感覚なのか。それ自体はなるほどと思うのだけど、聞けば公務員志望だと言うから、例えば都の職員として働くと想定したら、どうなんだろう。

帰宅すると、健康診断のキットが届いていた。2週間後だが、毎度懸念なのが便潜血検査である。今回は直前に泊まりボラ活動が挟まっているし、期間内にちゃんと検体が取れるだろうか。
ついでに生理が既に40日以上空いており、いつ来るかわからない。せっかく初めて人間ドックにしたから、全検査に万全で臨みたいのに。体が面倒くさい。