仮面福祉会

できることを切り売りしています

お宅に学ぶ

電車が空いている。金土日で休まんとする人が可視化されている。休むのにみんな真面目だなーと思う。

午前中、男性限定の高齢者サロンで、スイッチのボーリングをやる回に参加する。
スイッチを、初めて触る私。
スピンがかかるのが面白いし、頃合いで手からボールが離れるのも不思議だ。スマホもそうだが、機械はいつから傾きを検知できるようになったのか。そんなに難しい仕組みじゃないのか、取り沙汰されているのを聞きたことがないが、大発明なんではないか。
その一方で、左側のコントローラの人が左利きにさせられていて、可愛げを感じる。絶対設定するところがあると思うが、機械に体を合わせてこなす。
チーム戦で順番に投げていくと、自然と盛り上がって良かった。ボタンによる設定ではなく、もうちょっと体の動きが重要になるコンテンツの方が良さそう。メンバーのひとりが、これやるんだったらボウリング場行った方がいいよーと、絵に描いたように実も蓋もないことを言っていた。

午後は午後で、自宅で開催するタイプのサロンにお邪魔する。普段行くのは支援対象者の家だから、狭かったり汚かったりするのはまぁ、そうだよなと受け入れていたのだけど、同じぐらい狭くて物が多くて手入れの行き届かない家だったから、ちょっと驚く。友達や親戚などの家と比べて実家が汚い汚いと思ってきたが、多くの家はこんなもんなのかもしれない。
サロンではおばあさんたちが地図の折り作業をしていた。二つ折りにされた紙の角が全然合わないし、すごく作業効率が悪いのに感じ入る。どこが折り返し地点かわからないが、最終的には、できることのレベルが子どもに戻っていくと心得て、私も生きていきたい。

朝、電車に乗ってから、今日の予定に楽器練習が入っているのに気付いた。サロン視察を終え、特段の仕事がないのを良いことに、1時間早く退勤して家に楽器を取りに帰った。
家が駅の西にあるから、朝も夕方も日光を燦燦と浴びて歩くことになる。日の沈みかけた時間帯で、日傘をかなり低く差さないと影を作れない。往復と、駅からスタジオまでの徒歩でぐったりしてしまう。ぐったりしながら基礎練習をがんばる。

そういえば、21日からの連勤が終わり、久しぶりの休みだ。やることが思い付かなくて困っている。