仮面福祉会

できることを切り売りしています

クエストを進める

雨だと聞いて長靴を算段していたが、起きると朝日がさしている。

朝の段取りをし、ゴミをまとめるのに掃除をして、ゴミを出して、よしよしと駅に向かったが、お茶を入れたタンブラーと時計を忘れた。やむなくファミマで、1本買ったらもう1本無料、対象のお茶を買う。

隣りのチームと合同ミーティングをしてから、個人宅に訪問。書道が得意な人だと事前に聞いていた。実際に会って、見せてくれた冊子のトップに知っている先生の名前がばーんと載っていて笑った。初対面だったが、おかげで楽に懐に入れてよかった。

昼、ミャンマーのお店に同僚とイートインしに行く。今日は正月なのだと、白玉団子をふるまってもらった。
帰りがけ、今度一緒にイベントをやる店長さんに、そもそも何を目指してどんなことをしたいのか、改めて話を聞く。どんな人も個々に話すとそれぞれ考えに正しさがあるが、付き合いの中で眺めると、その考えを良く思わない側にも当たるから難しい。店長さんの思い描いていることにも最もさを感じるが、当事者がみなさんそれを望んでいるわけではないだろうかと思うから、平熱で聞くよう気を付ける。

午後、団体の総会に招待されて行く。何の構えもなかったが、みんなスーツを着ていて、会場に胡蝶蘭が飾られるどし、挨拶のおりには「本日はおめでとうこざいます」で始まるから驚く。議長の選出のため、司会が「どなたか...」と言ったところで「議長に一任!」と誰かが言う、という段取りがなされ、はっとした。参加している全ての人が、自身の役割を一生懸命演っていて、しかも全員その学芸会っぽさをわかっている。

大変おもしろい体験をしたなと満足してあいさつに回っているところ、参加者の一人から、急ぎ訪問に付き合ってほしいと頼まれる。あわあわと促されるまま向かったのは、異動に際して覚悟していたタイプの、パンチの効いた家だった。
主訴は携帯の機種変更だったから、久しぶりの赤外線送受信と、SIMカードの差し替えで解決する。わかるジャンルの話で助かった。

夕方から、仕事のエリア内をパトロールする活動に参加する。知らない道を練り歩くのは、距離がわからなくて長く感じる。一緒にパトロールをする地元の人々は、花を見付けてはツツジが早いとか八重桜がかわいいとか話している。

すっかり疲れて帰る。体を誰かに押し伸ばしてほしい。すぐにでも寝たかったが、着ていたものをすぐに洗濯したいほうが強い。惰性のように動いてこなす。タバコの臭いが鼻の奥にいつまでも残っている気がする