仮面福祉会

できることを切り売りしています

人の荷物を受け取ってしまう

ドロッとした気分で起きる。昨夜寝る前に、坂本龍一のドキュメントを見たからだろう。

崇拝者ではないから、純粋に死に向かう人の記録として見て、あんな死の直前まで、坂本龍一を全うできるのがすごいなと思った。それから自身の可能性の参考にさせてもらった、ぐらいに捉えていたから、自分に意外だ。

 

昨日帰って電気をつけたら、バツン、と暗くなった。一通り接続を確認して、電球が切れただけと結論が出たから、ヨドバシエクストリーム便で注文した。

それが早速今日届く予定だが、どう考えても郵便受けの入口よりでかいだろう。ワンチャンを狙い、郵便受けに、入らなかったら置き配してくれとメモを貼った。

昼に、あとちょっとで配達しますよとメールがある。ああ今配達員さんに電話できたら、と思うが、そういうサービスはない。そこでふと朝の自分を思い返した。メモを貼った郵便受け、隣りの部屋のじゃないか?

しばらくして、持ち帰りましたのメールがあり、案の定〜と速やかに再配達の手配をする。それは良いとして、隣家の人に気付かれないことと、隣家の宅配物が置き配されないことを祈る。

 

明日打合せで会う人がやっているレストランに、ランチに行く。基本はビュッフェだが、テイクアウトできるかと尋ねると、できるというのでそうした。しかし会計でイートインと値段が同じと言われ、ちょっと納得がいかない。明日仕事で会うのに。

東南アジア系の料理で、しっかり辛くて甲斐がある。次来るときは大人しくビュッフェにするよ。

 

自転車でひと回りしたのち、明日の打合せに備え、ペアの職員と相談する。互いに会って日が浅いから、何ができて何ができないのか探り探りだ。年下だが担当の先輩である彼女を後方支援して盛り立てたいが、何にもしてくれないと思われない、ちょうど良い手出しのラインが見極められない。

朝のミーティングで職員のひとりから、情報提供をお願いします、と依頼があった。その内容がおかしいと感じたが、新参者だから妥当かわからず様子を見る。すると、同じ疑問を投げかける人がひとり、ふたりと出てきた。良かった、と思いつつ、その投げかけ方がものすごく配慮に覆われているのに感じ入る。私は速球のドストレートを投げがちだが、それをやったらザワついてしまうだろう。

そういう文化のわからなさもあり、気を付けねば。

 

30分ばかり残業したので、帰りの時間がちょうど良い。郵便受けを見るとやはり、隣家のほうにメモが貼られており今更慌てて外す。念のため辺りを見たが、置き配はなかった。

テレビを見ていると、エクストリームがやってきて2度まですまない。電球を変えて電気をつけると、何だか暗い気がする。