仮面福祉会

できることを切り売りしています

まだ始まっていなかった子ら

電車に制服の学生が現れた。そうか今までこの分空いていたのかと気付く。電車を待つ列がぐだぐだで、慣れていない子どもたちよ。

そういえばこの間、大学の入学式と思われる集団に遭遇したのだが、女の子たちの多くがスーツの下にリボンのついたブラウスを着ていた。全員がそうでもないから制服というわけでもなさそうで、すると、流行りなのか?それもあまりしっくりこず、何だったんだろうなと思ったがあっさり忘れた。

 

通勤路で見かける、商業施設のポスターが気になっている。彼氏彼女風の2人がくっついているのだが、しっかりカメラ目線で、何を見せつけられているのか。シチュエーションのある写真を見ると、カメラマンの存在を意識してしまう。三脚で撮っている思えばいいのかもしれないが、それはそれでお前ら何やってんのである。この違和感の境界線を知りたいが、多くの人々は気にならないのだろうか。

 

午前はみっちり研修で、ただ座って話を聞いていることがしんどい。
午後は挨拶回りで歩き、これもしんどい。

 

月曜日だが飲みに行く約束があり、ぶらぶら時間をつぶしてから集合する。
会場はガチ中華の店。呼び出しボタンを押すとテーブル番号が中国語でコールされる。あと、客がでかい声で何か言い争っているらしいが中国語で全然わからないからBGMにしか聞こえない。というガチさ。蒸気で加熱するタイプの鍋で、生きている車海老がぶち込まれるのを前に流石に何とも言えない。

たまに会う、共通項のほとんどない謎メンバーで、利害がないから私が好き勝手話したいがためにお誘いすることが多いが、結局いつもうまくしゃべれない。話せば話すほど、自分の仕事も生活も将来も何もかも矮小でつまらないものだと明らかになるようだ。
店を出て、公園でしばらく喋る。目の前の2人が合気道の技をかけあい始め、見た目じゃわからんけど酔っぱらってるんだなと納得した。見た目じゃわからんけど、それなりに楽しんでるのかな。

 

一杯だけ飲んだジャスミンハイを言い訳にそのまま寝てしまおうかと思ったが、考えがまとまらな過ぎて、着ていた服をそのまま洗濯した。