仮面福祉会

できることを切り売りしています

瞬間のグルーブ

いちおう時間休を取っていたが、目覚めたから普通に出ることにした。

プラと資源ゴミの日。アパートのゴミ出しスペースには、コンテナが常に畳んでおいてある。これまでの暮らしでこのコンテナはいつも、ゴミの日に誰かが開いておいてくれるものだった。しかしその誰か、が誰だったのか、知らない。

缶を捨てたかったから、コンテナを開くと水がボタボタとこぼれた。

 

昨日のお土産を配ろうと、机の上に順番に置いてったら、果たして足りないのだった。派遣さんとアルバイトさんを数に入れるのを忘れていた。数字への弱さもここまで来ると芸術的である。やむなく、この間実家でもらった巣鴨のマドレーヌ(ガモレーヌ)を入れた。意味がわからないな。

 

担当みんなで仕出し弁当を食べる会が催された。

私がいるのはコロナ対応のために新設された担当で、これまで送も迎もろくにせず、忘新年会も実現せず、かなりビジネスライクな付き合いしかしてこなかった。しかしいよいよ4年目の年度末で、補助金も貯まり、強制執行することになった。

未だにマスクオフ顔をほぼ認識していなかった人もいて、覚えておこうとちゃんと見た。嘱託さんのひとりがサツマイモを箱買いしていると知り、芋栗南京への意気込みを示し合ったのがベストトピックスである。付き合いは2年にもなるのに、個人的なことを知ったのは初めてだ。カボチャ専門菓子屋に誘ったら喜ぶかな。いやでも全然仲良くないし引かれるよな。と、思春期みたいになった。

 

終会したらいつもどおりだが、ひたすらに眠い。隣の同僚も眠がっていて、米を食べ過ぎましたなと慰めた。

 

珍しく兄からメールがあり、誕生日にワイヤレスイヤホンを買ってくれるという。嬉しいしもらったら便利に使うに決まってるが、これは本当に欲しいという感情なんだろうか。

欲しいもの、と改めて考えると、どれも5万とか10万円の域で、人にねだれようもない。なくても済むから自分でも買わないだろうし、ほしいなーと思いながら今後も生きていくんだろう。

 

直火のエスプレッソマシンを、蓋が壊れたままもう5年以上使っている。これも、壊れてるなーと思いつつ大した不便もないから使い続けるだろう。