仮面福祉会

できることを切り売りしています

家事のやり合い

ランダムに家事をする母は、洗濯機を回すだけ回して出掛けていった。そのあがりを干し、自身の洗濯物を回しながら、風呂掃除をする。ここ数ヶ月試している、カビムエンダーを噴射し密閉してから、2度寝して待った。

起きて風呂を見に行くと、浴室乾燥がついている。

なんで。

扉を開けると熱くなった空気が漏れ出し、多分その中にムエンダー成分が含まれていてやばそうで、大きく手を振りながら閉じた。どうやら、普段家事をしないはずの父が謎の気を利かせて、その辺に干してあったバスタオルを中に入れたらしい。よ、余計なことを。

とりあえず乾燥を換気に切り替えて、窓をバーンと開けた。まいったまいったと台所に行くと、父が食べたままの食器が置かれている。洗濯物じゃなくて、こっちを何とかしてくれないかな。いや、知ってる。あの人は洗濯物を干すのと畳むのしかやらないんだ。

 

暑い日が続き、半袖で外に出る。空には厚めの雲が出ていた。都心では飲食店にことごとく列ができていて、その店はてんやに及んでおり何ごとだろうか。

それを横目にハロウィンの余波を目指してかき氷屋に行くと、外国のお客さんが多くビジネスモデルじゃのうと感心する。限定品にはギリギリ間に合い、うまくてほくほくした。

しかし献血チャレンジにはまた破れて、もはや予定調和になりつつある。

 

駅までの道にあるマンションの前に、少し前に掃除機が捨てられた。今日通りかかると、そこにゴミが追加で積まれ荒れていた。いきなり汚く治安悪い感じになってぞわぞわする。そこそこ高そうなマンションで、掃除の人も出入りしているのを見ていたのに、何でそんなことになるのかな。毎日通るからとても嫌だ。

 

おもむろに、父が鼻咽から風邪を引いている。