仮面福祉会

できることを切り売りしています

あともうひと仕事ができない

QOLを上げるため、ついに皮膚科を予約した。土曜日はどうしたって客が集まるから、余程でないと行く決心ができないのだ。振り返れば2年ぶりで、医者が、前回の処方で良くなったから来なかったんだろうと言うのにもだもだと否定をした。どうでもいいけど、なかったことにはされたくない。

診察が定時で終わったことに油断して、薬局で時間切れになり処方箋を置いてきてしまった。そう、薬局でも待つんだった。

 

駅で母と落ち合う。閉館を目前にして、初めて国立劇場へ行くのだ。

前半に演者による歌舞伎解説があり、劇場の役割を実感させられた。演目は、前に玉三郎勘九郎で見た踊り。八岐の大蛇を、蛇の化身の装いの人が8人で表現するのだが、分身が出てくる時に、背後にあるドアを自分で開けてわらわらと出てくるので笑ってしまった。たまたま、座席がめちゃめちゃに前の方だったから気付いたことだろうが、なんか、布とかにしといた方がいいのでは。

幕間や帰りがけに、記念撮影をしている人がたくさんいるのと、らしくて微笑ましかった。

 

その足で何故か自由が丘へ行き、あちこち見てまわりくたくたになった。あんなに歩きづらいのに、おしゃれ店や人が集まっているのが不思議だ。

一刻も早く帰り寝たかったが、同じだけ行動した母は全く疲れを感じさせない。どうやってあの生命力が産み出されているのか。年齢の問題ではないことをひしひし感じて申し訳ない。

人と足並みを揃えて行動するのがとても、とても疲れる。