仮面福祉会

できることを切り売りしています

餞別に餞別

父が図書館で借りてきた本を、勝手に拝借して電車で読む。服役する女性たちのルポ。初めに出てきた30代女性描写で、化粧気がないので幼く見える、と書いてある本筋でないところで立ち止まった。化粧というのは、若く見せるためにするのではないのか。いや、でも、違うな。若ければ綺麗とも限らないものな。一番美しく見えるところを目指すだけで、それが何歳に見えるかは人によるのか。化粧をすることで、大人に見えるのと若く見えるのの間にあるボーダーを思い浮かべる。多分そのボーダーを、どこかで跨ぐのだ。

どうやら私はわりとずっと化粧について悩んでいる。

 

今日もコンタクトをつけて出勤。昼頃徐々に頭が痛くなってくる。ついでに鼻がぐずつくし、じんわりあちこちが痒い。イブと、ヒスタミンが配合された薬を気休めに飲む。それからは元気。

 

大学の先生との打ち合わせが、予定より早く始まり(先生が急にやって来た)早く終わりそうだったのに、雑談で終わらない。上司は後で愚痴をこぼすくせに、自ら雑談をしにいっているように見え理解に苦しむ。雑談のターンでは私は一斉口をきかないと決めているが、効果は感じられなくてしんどい。他人の子どもの進路なんて世界一どうでもいいよ。

 

母の弓仲間には料理好きな人々が多いらしく、ちょくちょく新しい献立を仕入れてくる。その中で、スパイスを使う系の凝り方をしている人の話を聞き、今だと閃いた。2年近く前に、辞める職員から餞別として、スパイスセットをもらったのだ。しかし、私は、人よりもだいぶ料理を、しない。しかし捨てるのも忍びなく、ずっとそこにあることを気に病んでいたのだ。

是非ともご活用くださいと押し付けてひとつ、荷が下りて嬉しい。どんな料理に使われるのかしら。元気でうまく調理されるんだよ。