仮面福祉会

できることを切り売りしています

瞬発力だけで生きている

気を抜いていたが、昨日は本気の冬の寒さであった。もしかして寒いのではないか、と同僚と確かめ合って気付いた。そもそも起き抜けが完全に寒い。用心して肌の見える割合を下げ、家を出た。

 

混み合う電車に立ち、まず身の置き場を算段する。それから、座っている人の足元との距離感を図る。人によって足の出具合が違うので、踏んでしまわないよう気を付けねばならない。このときほど男女の質量差を感じることはないが、女性はこぢんまりしながらいくつも鞄を抱えていたりするので油断がならない。

 

絶対に今日やらねばならないことが2つあり、気持ちが戦闘体制である。ボタンを押すだけだが、押してから3、4時間待機があるので、容易にやり直せない。

待つ間、作業結果の見直しをしていたら、明らかにおかしい。原因を探り、ダメなやつだとわかったので比喩ではなく頭を抱えた。最近こんなことばかりだ。常にひとりで赤くなったり青くなったりしているので、周りの子どもたちにはさぞ迷惑だろう。

迷惑だろう、と悪がっている場合ではない。

急いでほうぼうの業者に頼み込み、上司に報告をし、直す準備をし、準備をやり直すところまでは日中に終わった。そしてボタンを押し、また、待つ。待つ間に夜が更けるし、終わらないのではないかと気が気でないが、待つしかない。そして、待っていたら終わった。

 

げんなりして帰る。魚肉ソーセージもまずく感じる。

横断歩道に出ると大々的に道路工事をしていて、道の半分が剥がされていた。働く車にひかれないよう待ってから渡る。このような地道な工事計画、インフラを支えているかと思うと進行管理の大変そうさにくらくらする。