仮面福祉会

できることを切り売りしています

冬にうかれている場合ではなかった

朝が明るい。

外に出ると空が青く、空気は冷たい。手袋をしている手も足も指先が痛い。冬の好きなところが体いちめんに感じられるのが嬉しく、うきうきしながら駅に向かった。

いっぽう各地では、ただ事ではない寒波の影響が出ていると聞き申し訳ない。痛いぐらい冷たく晴れた冬が好きでいられる環境のありあがたいことだ。

 

事務所のビルは、ある時間までカードキーがないと入れないのだが、毎朝開くまで外で待っている人がいる。その人は入場するなりまずお手洗いにいき、丹念に歯を磨き身支度をする。ビルの外で待つ時間のぶん、家で身支度すればいいのになと思うが、そういうルーティーンで生活したいんだろうと想像はできるのでただ私の勝手である。単純に、朝一口から何かを吐き出している人に会うのが嫌なのだ。あ、もしかして感染症対策なのだろうか。

 

仕事で、自身が完全にやらかしたことがわかり頭がぎゅっとなる。即座に誰かになにか不利益が発生するわけではないが、ミスを解消するのに莫大な時間がかかることがわかり本当に呆然とする。やってたら終わる、と言える量ではない。もちろん上司に相談し、できる手は打ったが先行きが全然、見えない。

 

それもあり、これもあり、打ち合わせもあり、22時を半分ほど越えてとぼとぼ帰る。まいばすけっとが終わり、やむを得ずコンビニに寄るが食べたいものがなくてぐるぐるしてしまう。

帰宅してやいやい言われるのが嫌で両親の目を避けるようにしてしまう。忙しくなったり具合が悪くなったりするといつも、早く家を出なければ、と思うが、普通に今引っ越し準備する余裕、全然ないな。