仮面福祉会

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定型文の愚痴

寒さが来るぞ来るぞと日々報道を聞くので警戒するが、それは今日ではなかった。

しかしそれ以前に職場が寒いので一番暖かいセーターを引っ張り出し、クリーニングでしか洗えない冬物のスラックスをはいた。このパンツはかつてウエストを仕立て直してもらったのにまだゆるく、更に前のホックの噛み合わせが悪く勝手に外れてしまったりする。そのうえちょうど裏地おしまいがふくらはぎの太いところにあってちぎれそう。など、様々な足らなさに何とかならんかねと思いながら時々着ている。辛抱強く生きていることだな。

おかげで1日暖かく過ごした。

 

昼にたまたま取った電話で久しぶりに長く捕まってしまう。ほとんど社会への愚痴であったが、相槌もろくにうたないのによくまぁひとりでこんなに長く話せるものである。途中から、これからは子を持つ、または今後子を持つかもしれない女性こそ、声をあげていかねばならない、という話になったところでイラとなり、喧嘩したくなったが我慢した。娘がいると言っていたが、自分の父親が知らんとこでこんな電話かけてたら、嫌だ。

 

晴れていたような気がしたが急にものすごい風が吹き、窓がびょうびょう鳴り始めた。すごい、こんなの嵐ではないか。

夜が更け、事務所を出ると音ほどの風は吹いていない。母からLINEがきて、駅まで迎えに行くと言われるが何のことかわからず断る。

帰宅してみると、テレビでしきりに全国の寒波の様子がうつしだされており、家はガタガタと音をたてていた。なるほどそれで、外はいかに厳しかろうと心配になったのか。確かに寒いが、音より厳しくなく不思議だ。