仮面福祉会

できることを切り売りしています

朝の段取り

化粧をせねばと洗面所に入るぐらいの時間に母が起き出してきてかち合う。今日は両親で病院に行かねばならない用事があると聞いていたが、朝早いとは知らなんだ。モーニングルーティーン、すなわち段取りに、いきなり阻害因子が現れて困る。

 

うかうかと仕事をし、珍しく他部署の人と待ち合わせてランチへ。先輩と同期(年上)と自分という組み合わせで、全員転職組であるせいか、基本的に組織を引いて見る辺りのスタンスが似ている。周りの様子がわからない環境に身を置いて久しいので、どのような仕事が進んでいるのか聞くだけで世界が開けたように感じる。

先輩がごちそうしてくれた。

午後の打ち合わせは甚だ実務的で、現実しかないのは良いが、知らず気持ちが殺伐としてくる。普通だと思って言うことすら、厳しすぎるよと上司に半笑いでたしなめられたりするので気を付けねばならない、のかもしれない。

 

駅構内で、定期的に変わる出店の呼び込みをしている人がいる。その人は、何の店が出ている時でも同じなのである。そして、何の店が出ている時でも、何時に通りかかっても、呼び込みのフレーズが同じなのである。通勤客の多い駅なので、たぶん多くの人は気付いているはずで、この駅だけではなく様々な同様のスペースに、思惑みたいなものを感じてちょっとげんなりしたりしている。

 

ファミマのアイスケースの前でひとしきり悩んでから、ずんだのアイスを買って帰る。

テレビでは繰り返し繰り返しワールドカップのドイツ戦のことばかり話されていて、始まる前から飽きがきている。