仮面福祉会

できることを切り売りしています

教わった記憶のないことを教える

アイスを冷凍庫に入れ忘れた。

朝の支度をしながらはっとして、カバンの中から取り出すと水分がつまった袋であった。

当たり前すぎる。

ムリだとわかっているが冷凍庫の中にそっと寝かせた。

 

それから携帯を忘れた。文庫本はあとがきしか残っていない。何もない地下鉄はただ混み合う車内を意識する時間になり、異常空間でしかなくなるので困る。

 

今度開催する説明会の地域ごとグループ分けに悩み、1時間費やしてしまった。機械的に決められると思ったが、見返すと大都会から島まで事情が様々すぎてうまい組み合わせにならない。東京の多様なことを思い知らされる。

午後から上司がでかけ、そういえばもう一人職員がいないことに気付く、ぐらい周りへの意識が低いが、子どもたちの面倒を見る。わからないことを訊かれるのも仕事だが、プリンターの使い方だとかエクセルの不具合だとかにまで及ぶので時々、調べろよという気持ちには、なる。調べ方を教える、という教育をすべきなんだろうな。

これで未だに役職試験の受験資格すらない平社員なの、改めて思い出すたび呆然とする。

 

文庫本をまた初めから読みつつ帰る。三島由紀夫豊饒の海2巻目だが、1巻よりだいぶ読みやすく感じる。たぶん、1巻が色恋の話で撤頭撤尾私の理解が及ばない衝動のてんこもりだったから。その点2巻はまだわかる。

テーマとして若さが大きな意味を持つのがわかっているが、共通する登場人物が順当に老い、他の大人と同様醜く小さくなってゆくのがつらい。私は本多を好き続けていきたいが、あとの巻を読むのが恐ろしいな。

 

明日、祝日なのがありがたいが、見たかった映画は即完売でサービスデーちくしょう。一方事務所では業者が休日出勤するというのでこっそり作業しに行くこともできない。テレビはワールドカップ一色。そして、雨。モブたる人々が自ら生み出す軽度の地獄である。