仮面福祉会

できることを切り売りしています

思考が霧散し続ける

何年か通ったおばあさんの家に行かないことになった。久しぶりに、時間を気にしなくて良い日曜日である。のろのろ起き出して朝御飯を食べる。

テレビはサッカー、サッカーの話題しかないらしい。概ねスポーツは楽しく見るが、サッカーだけはなぜか興味が持てない。根本的にスポーツから遠い人々は、イベントがあるごとにこの気持ちになっているのかと思うと気の毒だ。

 

ぼちぼちでかけ、400ml全血献血をする。検査結果が出た気配がなかったが、速やかに献血台に通された。どういうことだろうそんな瞬時に分かる仕様になったのか。献血ルームカイゼンは目覚ましいからあり得なくはない。

血を抜かれても全然元気でかき氷を食べる。

 

そして雨のなか、東京ドーム、ヌーさんのライブである。

アリーナ席で、前の人が小柄な女の子でラッキー。距離は100mぐらいか、全然良い。

胸元に手をやると音でビリビリ細かく振動しているのがわかり、まさしく生を体感した。会場が広すぎて客の立てる音が時間差になるのが気になったが、たぶんみんなそれに気付いて途中から極力静かにしているようだった。バンドとしてはもっと一緒に盛り上がろうぜなのかもしれないが、よく聞きたいので助かる。MCで、もっとでかいところでやりたいよな?と煽られるも、内心で、いや…と答える。ドームだとかスタジアムだとかはエポックメイキング的なエモさはあるかもしれないが、どう考えても規模は程々がいい。

コンクリのビルが並んだようなセットで、上からの映されると横断歩道が描かれているのがわかった。画角によっては本当に廃墟にいるようにも見え、よく考えられている。でもなんで廃墟なのかな、この人たちはどうも朽ちたところに立ちがちだが、何か意味があるのか、ただ何となくかっこいいからか。

 

規制入場と退場でヒマがそこそこありぼんやりしていた。隣はどうやら大学生とちょっと先輩ぐらいのグループで、わくわくしているのが伝わってきてかわいい。私は今ですら十分いい歳だが、いつまでこういうことをしていられるだろう。50ぐらいになって、一人でライブに行き踊ってても別に、構わなかろうが、自分で嫌になって止めてしまうかもしれない。その時は、何を生き甲斐にしてるのだろうか。なにもないかもしれない。

 

急に仕事のことが気がかりになり寝付けずごろごろし深夜になった。