仮面福祉会

できることを切り売りしています

けやき優先道

昨日勢いで買ったスラックスをはくも、サイズが合っているようないないような、コンディションにもよるような、悩んでしまいタグを切る決意ができず保留とする。

何度鏡を見てもうつし出されるのが自分である限り永遠にしっくりこない。それはもうわかりきったことでどこで妥協するかなのだ。

 

今日も出張で、昨日と同じ後輩と少し遠出。電車の窓が少し開けられ、地下に差しかかると車内はガタガタゴウゴウという音で満ちる。しかしその中でも後輩の低い声がよく聞こえるので驚いた。電車の出す音の波を声が掻い潜ってゆくようだ。

声は、だいたい低いほうが聞き取りやすい。しかし出張先で主にしゃべるのは先輩である私だ。声が高くならないよう心がけるが、緊張したり疲れてくるとどうしても喉が狭まり息も絶え絶えか細い声になってしまう。

幸い今日の相手はざっくばらんでフレンドリーな方々だったので、概ね和やかで助かった。しかし、内容は頭を下げねばならないようなことばかりなので油断してはならない。言わないのは諦めているからであって、許してるわけではないのだ。

結局疲れて駅までとぼとぼ歩いく。立派なけやき並木が真っ直ぐに続いていて、車よりも人よりもけやき優先の道がおもしろいし、それを成し遂げる地域性と心意気がとてもよいと思う。

 

新宿の無印で、クリームクレンジングを買いだめをして帰る。近くの無印では何故か永遠に欠品しているから。