仮面福祉会

できることを切り売りしています

人生の道楽

今日も果敢に痛いブーツを履いて家を出た。痛いのはふくらはぎに当たるところで、保湿クリームを塗り摩擦をこなす。

それ以前に、夏を終えると私の肌は即座に粉がちになる。湿度もあるが、血の巡りが悪くなるせいではないかなと踏んでいる。しかし体が冷えている方が気持ちが良いので、むしろ積極的に手足を冷たくしている。もし野生に生きていたら、感染症ですぐに死んでしまうでしょう。

痛いブーツを履き、体を冷やして道楽のように生きている。

 

先月で派遣さんが全員契約終了になったので、今までまかせていた電話をちょくちょく取っている。久しぶりに、声が割れるぐらいの音量で怒鳴られ、過去に投げられた様々な罵倒フレーズを思い起こしたりしていた。そうだ、こういうこと言われがちだったな、と。

罵詈雑言はそんなに堪えない。こっちに非がある場合のお詫び電話はしんどい。

 

夜のニュースでは繰り返し値上げのことが扱われている。市井の人々へのインタビューで、値上げどうですか、給料上がらんのでキツいですね、価格転嫁できなくてキツいですね、という、予定調和のやり取りがデジャブのように現れ呆然としてしまう。で、どうするんですか政府は。そっちの奴等からよくよく説明させろよ。

くさくさしながらニュースを見ているのは、実家の仕様です。