仮面福祉会

できることを切り売りしています

身の丈を合わせる

春頃から、オニツカタイガーのブーツがずっと気になっていた。ずっと気になり続けているのでもう買うか、と決めた頃には新しいシーズンになり、品切れになっていた。残念だったのう、と半ば諦めつつメルカリを冷やかしたら、ちょうど良いサイズのがちょうど良い値段で売っていたので速やかに買った。こんなに迷いのない買い物は滅多にできない。嬉しくて昨日届いたものを今日、速やかに身に付けた。

そのブーツは、履いたら痛いだろうなということが、見た目でもうわかっていた。わかっていて履き、当たり前のように痛い。どのように痛いかわかったので、対策を考えねばならない。足を守るためにあるはずの靴で足を痛め、しかも享受しそっちに合わようとするなど、人間と物との立場が逆転しているようで可笑しい。

 

髪がずるずる伸び、視界が遮られてうっとおしい。しかし美容院の予約までそう日がなく、じゃあ我慢するか…という謎週間に入ってきている。韓国イケメンのように前髪分け分けしてみようか検索したりした、俄に色気付いた高校生みたいだ。みたいだ、と言っても高校生のときは、見てくれに何の、何のこだわりもなかったのだがな。

 

山に登ったスニーカーを洗わねばならない。

 

急におしゃれを集めたようだが、取り立てて書いてみたら大変にレベルの低い話であった。