仮面福祉会

できることを切り売りしています

夜が明けると冬

目覚ましで起きると辺りは暗い。急に冬が来たようだ。冷や冷やするのでジャージを羽織り、大谷が出ている試合を横目に支度をする。スポーツシーズンが終わりに近付き寂しい。

更地になっていたところに家を建てる準備が進められている。もともと一軒のところが2つに分けられており、細長い家が建つようだ。駅までの道で新しい家ができるのは、この一年ぐらいで4箇所目になる。あそこがやってるからうちも、みたいな作用でもあるんだろうか。もしくは何か、知らない力が及んでいるのか。

 

一時間ばかり早く着いたが、作業のためあっという間に消化される。

日中も意識が霧散されながら飛んでくる仕事をばっさばっさと切り落とす。少し前の眠いダルいがなくて、休んだ甲斐を感じて嬉しい。更に昼にかき氷を食べに行き最高だが本格的に寒い。

そんな中、人と会う約束があるので子どもたちを残し早々に退勤する。みんなすまない。

 

約束のことを朝すこんと忘れ、用意していた土産物を持ってきていない。気持ちも準備できていないのか、全然話ができずただ聞いてへらへらしていた。向こうの席で飲み会が開催されており、腹から出される声が店内に響き渡り相手の声がよく聞こえない。久しぶりにガチガチの酔っぱらいを見ていっそ風情を感じた。

 

帰り道も寒い。水道管の工事をしている横を通り過ぎ、ご苦労様なことである。

部屋に入ると、自分のものではない服がかけられており、母と自分の記憶を疑いあった。