仮面福祉会

できることを切り売りしています

バッファをください

雨が降って冷え冷えとするなか、朝一番の飛行機で立つため早々に出かける。途中、町の施設にサンショウウオを見に寄る。開館時間は過ぎていたが看板が下がっており、訊くと開け忘れたのだと言って通してくれた。そんなもんか。

サンショウウオはその辺りにいても気付かないだろうなという大きさで、顔が平たく目が粒のようでつるりとしていてかわいらしい。水槽の周りを行ったり来たりすると、全員が動いて視線を向けてくる。普段から世話をしている友達を見ていたんだと思うが、だとしたら、個を見分けられてるの、すごい賢いな。

小さな飛行機でばーんと島を飛び立ち雲に入り何も見えなくなった。冬が近い。

 

乗り継ぎの飛行機の時間を勘違いしていて危うく乗り逃しそうになり焦った。最近勘違い多くて本当に信用ならなくてドキドキする。

直前までざんざん雨が降っていたが飛ぶ時に止み、滑走路の鳥を追い払うのを待つ間、飛行機の出す風で水がきらきらしているのが見えて綺麗だった。

時々雲の切れ間から見える山や街を眺めたり、隣の人の政府系のパワポ資料をチラ見したりしてウトウトしていたら着いた。

 

どう考えても今日中の仕事があるので職場に直行する。2日いなかっただけなのに雰囲気が変わっている気がして落ち着かない。つくづく、微妙なバランスで成り立っていることを思い知る。時間外に打ち合わせもあり、なんだかんだ片付けていたら22時を過ぎてしまった。雨の中、旅の荷物を背負いパルムを食べながら帰り寒い。寒いがパルムはめちゃめちゃうまい。

 

帰宅し土産を開封するのでまた旅に引き戻されるが、もう明日が近い。母との話が始まりかけるが、残りは後日と詫びて生活に戻る。仕事がありすぎるので5時に目覚ましを合わせて寝る。