仮面福祉会

できることを切り売りしています

眩しくて自分の暗さに逃げる

涼しい。

こんなに快適な気候が存在していたことを忘れていた。しかし今日も各地でひどく雨が降り、家が水に浸かったりしていると聞く。

 

ぼちぼち仕事をして、時間休で歯医者へ。涼しいからまだ良いが、駅から20分ぐらい歩いて昼過ぎでお腹が減りつらい。

応急処置が欠けたのをまた応急処置してもらう。今度は本気だと言わんばかりに、口が閉じないようゴムのかたまりみたいなものを噛まされる。それから歯の周りをゴム手袋みたいな素材のシートで覆われ、水を吸い込む管を口に引っかけられ、拷問感がたたみかけてくる。ここまでやるなら本治療をしてほしいがその時間はないんだろうな。どおりでお代は免除されたが、また来るのか。遠い。

 

何を食べるかということしか考えられない帰路、10代と見える若者たちがもりもりバス停に並んでいる。見ると大学の前で、なるほどオープンキャンパスか。夏休みの眩しさを感じて良い。それにしてもお腹が減った。

悩んだ末に入ったのがモスバーガーである。

席で待っていると、横の席に座る人のところにハンバーガーが、2つ運ばれてきた。2つ食べなんて、高校生がマックでやるぐらいだと思っていたので、豪気で羨ましい。

 

熟練パイロット並みにすっと着陸して仕事に戻る。中抜けした分なんやかんややっていたら帰りが遅くなってしまった。デスクから立ったり座ったりするのがひたすらしんどい一週間であった。

 

母がかつてのママ友たちに会う日で、みなさんの近況をあれこれ教えてくれる。それを聞いていると私のなんと変化のないことか。事件がなく平和なのは大変良いが、進歩がなくて寂しい。こうして孤独感を自分で高めてゆく人がいるのだ。