仮面福祉会

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斜陽

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夜中にたびたび起きる。朝、何を着るか悩みまくり家を出られない夢などを何度も見る。些末な心配事を抱えたまま寝るとこういうことになるの、いい加減学習したい。

 

母とふたりで、たかがラグビーを見に行くだけなんである。パンパンのバッグを2つたすき掛けにして、母たるものを体現しているのをしみじみ見た。

試合は東芝トヨタ。実力は拮抗し面白いといえば面白い試合であったが、ペナルティが多く失点するのもそれにつけこんだものばかりで物足りない。ベースの品質を保ったうえで突破するようなプレーがほしい。それぞれのチームの特徴や強みがよくわからんで応援のし甲斐がない。ノーサイド精神は美しいが、試合の内容が伴ってこそだろう仲良くしてる場合かよとちょっとイラつく。お客さんも2000人ちょっとしか入らないし、それならもっとちっちゃい会場でやってほしい。ワールドカップの魔法はすっかり溶けたと感じる。こんなことでは日本代表の実力も頭打ちなんじゃないかしら。

 

帰り、弓道場を見たいという母に付き合い公園を散歩する。両親が結婚した当初この辺りに住んでいたというので、思いがけず様々な思い出話を聞く。あの辺りに腰掛けてよく話していたのだと言われ、めちゃめちゃに青春を感じる。朝ドラで見たやつや。

本当は最終このエリアに居を構えたかったが、今やとにかく高いから無理ということである。現実よ。そして私は私で今住んでいるエリアにすら居を構えるのは困難だろう。中流家庭の斜陽である。

 

どうしても我慢できず、母と別れてまたかき氷を食べてしまった。