仮面福祉会

できることを切り売りしています

曇天とはこれのことか

ガスファンヒーターの前に座り込んで朝食をとる。

電車の中に不穏な人がいて、といっても謎の独り言がある程度だが、車内の人々が全員じんわり警戒をする。信号待ちで止まる間の静けさたるや衣音すら響きわたるような緊張感であった。日常に潜むシーンだ。

 

昨日残した問い合わせなどを端から片付ける。寒い。暖房を同時一斉につけると全滅する仕様だという。何それ。最新のビル空調は、全箇所まんべんなく足元まで均等に暖まるようになっていたりするんだろうか。どこで勤めていても室温に全く悩まないということがない。

雪が振りだした。たくさん降っているように見えるが降水量でいえばどんなもんやら。路面に積もるのが見え、夜のように暗く、ものすごく憂鬱になる。寒い所の民になりたいと言った側であるが、始終曇天で生活するのは辛い。派遣さんたちに早めに帰っても良いですよと言ったらみんないなくなってしまった。私はむしろ泊まりたいなと思っていたら、帰る頃には止んだ。

氷りかけた雪でガッタガタの路面を垂直に踏みしめながら歩く。眼鏡が曇って何も見えないので、いくらかマシかと裸眼で歩いていたら、家までの道を間違えて迷子になりかけた。

家の前の道に出ると急に雪がかかれており視界が開けた。帰宅し雪かきをしたのですかと尋ねると、謎の青年が2時間ぐらいかけて道一本だけ全部かいていったのだという。

どういうことだ。

 

野菜ばかり食べて鍋に肉が余る夕食。