仮面福祉会

できることを切り売りしています

足並みを揃えて送る1日

正月である。

母が朝からおせちの準備をし、私は申し訳程度に手伝い、昼前に弟を起こしてようやく始まる。

お屠蘇を注いでしるしに飲むが、なんでそれっぽちしか飲まないんだと、酒豪の母に下戸に近い父と私が責められる。

群馬を走る若者たちを眺め、ボツボツ行くかと近所の神社までタラタラ歩いて行き、30分ぐらい並んで初詣をする。おみくじをひいたら吉であった。何年も前ちょうど同じような仕事をしていたおりに、一番大吉を引き、貧しいものを助けることで良いことがあるようなことが書いてあった経験があり、何となく信じてしまう。

夜は再びおせちを食べる。

 

これが毎年の一連であるが、今年は兄が仕事でおらず、静かだ。と感じるぐらい、兄はよくしゃべるし何せ声がでかいんだな。あと、四人という数の収まりの良さを感じた。

しかしあと10日ぐらいしたら弟が入籍すると言っている。ついにこれが最後の伴する正月行事であったなと考えると多少エモくはあるが、この歳まで続いていたらもう十分という感じの方が強い。それよか、家ではこんな何もしない弟も、夫になればそれなりに働くんだよなと心配である。教育が悪くてごめんお嫁さんになるひとよ。

飲まされた酒で永遠に眠い。