仮面福祉会

できることを切り売りしています

私だけが嬉しい

舞台を見に行く。

京急の駅。自分にとっては東京都内で最も遠い感覚がある。しかし蒲田に着いたところで、そうか、と祖母に電話をした。最も遠いが祖母宅が近いんだった。舞台終わり次第祖母に会いに行こうかと訊いたが予定合わず。だが、元気そうで良かった。

子供の頃わけもわからず車で連れていかれていた祖母宅に、今やいつだって電車で行けるという事実に毎回大人を実感する。

 

舞台は明日のアー。終始、何で?で進む。大真面目に変なことをやるとか、素晴らしい身体でおかしな踊りをするとか、悲しいことをポップに歌うとか、そういうことが好きである。

 

違和感を満喫したのち、信号を待っていたら足の裏を叩かれるような感覚がある。見回すと看板が揺れているのが目に入った。え、地震地震ですよね?と焦るが、周りの人々に全くその素振りがなくて怖い。


帰宅し、録っておいたNHK中村仲蔵を見た。芝居小屋セットに劇中劇、色気しかない七之助、次々出てくる中村屋の面々、そして踊る勘九郎と、とんだオレ得ドラマじゃないか。こんな一般受けしなそうな内容とキャストのドラマを4Kなんかでやってくれてありがとうありがとう最高です。この最高を誰とも共有できなくて寂しいな!

何でこんなに中村屋に良くしてくれるのか、いっそ怖くて後編を残した。

いだてんの満州編見たい。