仮面福祉会

できることを切り売りしています

もう少し、あと少し、の拷問

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おばあさんのところへ。
来週別の人が来るかも、と伝えると、自分以外の人だとあれこれ買えないと言われる。考えてみれば、おばあさんのところへ通い初めて3回目の正月を目前に控えている。この間でかなりおばあさんと買い物におけるコミュニケーションが積み重なり、漠然とした表現で大体何を買いたいのかわかるようになっている。時々来る代理の人じゃそうもいかないものな。買い物なんて誰でもできるじゃないと思っているが、対人のことでそう簡単に片付くことなどほとんどないことを改めて見直す思い。

稽古の開始時間が遅まるという連絡を受け、かき氷を決めてしまったがそういうときに限って、買い忘れを思い出したり銀行に寄りたいと言われたりコンビニでタンメンを買うとか言われてジリジリする。こちらの都合で理不尽なことを感じてしまうので不確定なことで予定つめるのよくない、よくないなー。

結局かき氷に行ってしまうも、1時間以上待つ。つらかったもう行かないって思う。だって列の先頭に来てから人はどんどん出てくるのにスタッフが少なくて回らなくて30分以上入れてもらえないんだもの。人材不足の介護施設のことを想起する。
かき氷はうまかったけどな。

ダッシュで稽古に向かう。
全身がだるいぞと感じていたが背筋が筋肉痛だな。普段しないような、無理矢理の動作が多くて面白いが怪我しそう。加えてわーわー声を出して息が続かない。これ鍛えとかないと無理じゃないかと気付き始めるが今更だ。ただがんばるしかない。

雨に濡れながら帰る。

母の実家の過去帳に伯父の戒名を書き付ける。たまたま12年前に書いた祖母の戒名と隣り合わせになっており、前より上手く書けた気がしていたが、祖父母が書いたとおぼしき箇所と比べてしょんぼりする。書き慣れている人の強さよ。
先祖たちの命日を捲っていて、不摂生で病気がちで早死にだったことで知られる祖父よりも、2年しか長生きできなかったという結果が、かえすがえす腑に落ちない。