仮面福祉会

できることを切り売りしています

眩しさに目がつぶれてしまう

右目のコンタクトが入れた瞬間に汚れる。メガネをかけて家を出ると、雨である。しかし一時期の寒さが落ち着き、生暖かい日々。

白杖の人に駅で声をかけた。エスカレーターの位置を教えてくださいと言われ、なるほど慣れたものだなと得心した。

ぼちぼち仕事。昼休みに行政レビューを見て、問題提起される側の悲しさを感じる。
ニュースを見たり新聞を読んだりして、問題提起と解決の行動をする人々の存在を知るたび、私も現状打開の努力をしないといけないのに、提起される側として漫然と生きているなと暗い気持ちになる。なるようにしかならんという心境で、いろんなことがどうでも良くなっている。年次を重ねて出来上がる、働かない向上心のない勤め人というステレオタイプになりつつある。どうしたらよいのかよ。

強い雨が降っていたが、夕方には止んだ。

学生とおぼしき3人組が、あちら側とこちら側からやってきて、横に広がったまますれ違おうとしていた。花いちもんめかいなと心の中でツッこんだが、今の子どもも花いちもんめとかやるのかな。あの子が欲しい、容赦のないシビアゲーム。

夜、母が友達に借りた007BOXの特典ディスクを見る。最近の2作品しか見てない私はどう考えてもターゲットではないが、スケールのでかさとクリエイターのバイタリティが眩しくて目がつぶれそうである。こういう世界に憧れ、原動力にできていた時代が私にもあったのに、今のこの感じは一体なんなんだと、そんなことばかり考えてしまう。
それはともかく結局、最近のスタイルとボンドとQが好きだな私は。もしくはショーンコネリーがかっこよ。