仮面福祉会

できることを切り売りしています

語尾が小さくなる族

従兄弟に仕事からみで訊きたいことがあり初めて直接連絡した。子どもの頃から知っているが友達より親しくないのが従兄弟というもので、距離感に心許なさを覚えつつ話す。敬語を使うような緊張感はないが、相手の情報といえば親経由で知っていることしかなく、そういう相手に親族だというだけで甘えるのは不安で恐ろしい。兄だったら返事がなくても、音信不通がちなのは周知で何とも思わないのだけどな。

 

隣の新人さんにせっせと仕事を作り与え、後半は資料づくりに専念する。自身の考えを説明する言葉を並べると、小学生だろうかと思うぐらい幼稚に見えてくる。だからなに?と言われる未来しか想像できない。自分について人に理解を得ようとすることは、私にとってラスボスレベルの難しさである。

 

同じ部署の別担当宛の電話が流れてきて、久しぶりに怒ってる人の話を聞く。公園にいるらしく、人が電話をしているのに子ども連れに邪魔をされたと追加でぷんぷんしている。怒れるということは、自身に正義の軸があるということですごいことだ。こういう人が政治活動に向いているのではないかな。

 

いつもより早い帰りの電車は初めから混んで身の置き場に難儀する。疲れて部屋で屍の形になったら重力がキツすぎて起き上がれない。