仮面福祉会

できることを切り売りしています

間延びした日々の終わり

全然目覚めずすっかり明るくなってから起きる。酒を飲まされているせいだろう。

毎日抜けるような晴天である。

テレビの向こうでは大学生が走っている。実況アナウンサーが小さな変化を逃さず大袈裟に伝えるさまも含めて伝統芸能だ。いだてんが見たくなる。

 

暇にたえかねたが、家族四人でランチに出かけ、弟が帰るのを見送っておしまい。都心に出たのでセールを冷やかすも、最近買ったコートが安くなっているのを見て、心構えはしていたもののちゃんとしょんぼりする。

2駅手前で電車を降りて歩き、ミスドでエクセルをこねくりまわしてから帰る。背後で幼児が具体的な商品名を泣き叫びながら食べる食べないと言っているので、すごい自我がしっかりしてるな、と感心してしまった。

 

岸辺露伴を録画したのを見ていたら、残り20分ぐらいのところで急に切れた。なんで。ジャンケン小僧にイラついたまま終わる。

夜は父が毎年録画する格付を見るが、私はあまり好まないのでそこそこで引きあげる。人を試して笑うような作りを、他人事として楽しめず、全員正解したらいいのにと思ってしまう。待合室で気まずそうにしている様子はちょっとおもしろいけど。

 

明日ちゃんと仕事ができるか、心配を抱えて寝る。