仮面福祉会

できることを切り売りしています

今日もいらんことを言う

人間関係の緊張に対して始業早々に手を打ったので元気になった。担当している仕事5つ6つが平行して進んでいるのを端から片付けていって気持ちが良い。全部相手に投げ切って定時少し前。完璧である。

少し離れた事務所にいる、同い年の同僚たちと中間地点で落ち合ってランチ。わりあい広くて死角のない道で、だいぶ離れた地点から互いに気付き合ってしまい慌てて走った。
互いに気付いてから合流するまでの間が恥ずかしいので、どうも待ち合わせが苦手だ。写真を撮られるときの準備から撮られるまでの間の恥ずかしさに似ている。それでいつも、相手に気付かれる前に見付けて距離を詰めたいと気を張っている。

集まったものどもは入職したタイミングはバラバラだが、もしこのまま定年まで変わらず働き続けることになったら、30年ぐらい一緒にいることになるんだなといつも不思議に思う。血縁者よりも長く同じ時間を過ごすが、さほど親しくならずに明確な他人であり続ける。
それぞれの部署の近況などを報告し合ってまたそれぞれの持ち場に散った。

夜は70歳ぐらいの職員さんと20代の後輩たちと甘味処に行く。こちらも同僚なので話題はもっぱら仕事のことである。
控えめな子だなと常々感じている後輩が、人から注目されることが恥ずかしくて苦手なのだと言っており、そういうことなのかと腑に落ちた。子どもの頃から苦手なことが、大人になったからといってなくなるわけないものな。人より余計に頑張らないといけないというだけだ。もう1人の後輩さんは、上司や周りの人のことを「可愛い」とか「気遣いが素晴らしい」とかいうレベルからよく褒める。人の長所によく気が付くのか、嫌いな人のいいとこだけ見ようと努力してるのか、自らへの評価が低くて全員すばらしく見えるのか、どういう作用なんだろうな。
自分を顧みると、本当に全員違う人間だなーという当たり前のことを思い知る。違うんだな、ということを伝えたいが、先輩後輩の関係を意識し過ぎて説教くさくなりそうでやめた。親より年上ぐらいの大先輩のほうがいっそ話がしやすくてありがたい。

明日は振休であるが、全部投げ切った仕事の回収のことを忘れていた。全然完璧じゃないぞ。