仮面福祉会

できることを切り売りしています

闘いの儀式を後ろから見る

昨日のサモア戦で浮かれて寝て起きて東京スタジアムへ。1年近く前の抽選でニュージーランドナミビア戦のチケットをとっていたのだ。

駅で待ち合わせをしていた弟が、自分とほぼ同じようないでたち(黒の上下)で現れ、図らずニコイチ感極まってあーと思う。我々は兄弟である。
たくさんの外国の人に背後を取られつつぎゅうぎゅうの京王線に乗る。でかいでかいとは思っていたが本当にみんなでかく、日本人平均身長ぐらいの弟の首元に相手の肘がくる。みなさんぎゅうぎゅうで蒸し暑い中、足並みを揃えて落ち着いて行動している。ありがたいことだ。
会場内もそんなに広くはないのでそこかしこがぎゅうぎゅう。缶のハイネケン一択のビールとスタジアム価格のソフトドリンクを素通りして、給水所で配られる紙コップの水を飲んでおり、架空都市に来たような気分であった。これがワールドカップ・・・。

試合は実力差があり過ぎてニュージーランドうまいなぁやりたい放題だなぁという感想ばかりの内容であったが、お祭りの雰囲気を体感できたのと、ラグビー部だった弟にいろいろ訊きつつ見られたのでよかった。

我が家の兄弟は昔から、兄弟がいるな、ぐらいの認識でそれぞれ生きているのだが、弟はときどき誘い出して2人になると、てらいなく、どのような方法で彼女をつくり振られたかとか、地方で遊び仲間を増やすノウハウなど、みなまでいろいろ説明してくれるので面白い。基本的に不干渉だが、私は弟の単純で素直なところがバカだなぁと思いつつ好きなので、もうちょっと普段から色々話してくれればいいのになーと思っている。

明日からキャベツの箱詰めを手伝わねばならないのが嫌で熱発しているのだと話しながら、喫茶店で大盛りオムライス食べ、弟は西へ帰って行った。