今年限りの祝日、平日設定のアラームが鳴って起きる。雨。
儀式をやる木造建築物の様子がテレビに映し出されている。外廊下のどの辺りまで吹き込んでいるんだろう。白い着物の皇后さまが現れ、きっと濡れてしまうだろうなあの着物はどうにかして洗えるんだろうかと心配になる。
この間京都御所に行った時にも思ったが、自分はこういう儀式をやる国の人間なんだなぁということが感慨深い。朝ごはんを食べながら見るような態度ではあるけども。
雨風の中お台場へ向かう。マンモス展に行こうと誘われていたのだ。
恐竜やマンモスなどの分野について積極的には興味がないが、現物のある博物館は行けば概ね面白い。
永久凍土で化石化せず残っていた約4500年前の生物などを何種類か見ることができ、これは大変貴重だぞ、ということは嫌という程よくわかった。死んだときの状態で冷凍されているので大変生々しく死体感があり、クレパスに落ちたのだろうとか書かれているのを読むと、その死に方は辛かったろうなとか思ってしまう。それが4000年以上前の話だというのだから混乱する。
そういう感慨深さはあったが、マンモス復活みたいな話はわからなかった。世の中には自分なんかの理解を越えた研究者がたくさんいるんだなということは感心し、多様性が素晴らしいものの、復活自体はあんまりやらないほうが良さそうなことだなーと思う。ゾウを品種改良?して、マンモスのいいところを加えたハイブリッド型ゾウを作って種を存続させようみたいな話に、え、なんで?てなる。
フジテレビが噛んでるせいか、演出がチャラくて軽めだなという印象もあったが、マンモスのねじれたキバはかっこよかったし、普通見られないようなものを惜しげなく見せてもらえたので満足であった。
日本科学未来館じたい初めて行ったが、さすが国立、啓蒙色が強いなーという印象。災害のことなど正直今はお腹いっぱいでしんどいが、展示入れ替えもあるようだしドームシアター行けなかったからまた行きたい。
ゆりかもめで帰る。ニュースを見たら晩餐会が21時スタートと書いてある。21時まで夕食抜きだなんて、お腹減っちゃうじゃないか。長い一日みなさま大変お疲れ様で、むしろ明日を祝日にしてあげたい。