仮面福祉会

できることを切り売りしています

攻めの姿勢の自覚がない

研修で直行。いつもより30分遅くて良いはずが、心配で10分遅いだけの電車に乗り、まんまと20分持て余した。算数〜。

区役所の担当ごとの業務を聴く会。区民の声に応えるべく、整備整理整備を繰り返して、わからんようになっていくやむを得なさを感じる。この間ポッドキャストで、公共放送は公共であろうとして、結果相加的になる、と話しているのを聞いた。役所も同様だろう。一般企業はこんな、老若男女余さず対象にサービスを展開することはない。

 

街を知らねばならないから、事務所まで歩いて行く。この辺りはどういう事情か、直角の道がほとんどない。道なりに歩くと方向がわからなくなり、樹海の様である。

昼に入ったかき氷屋で注文を間違えられる。ムダになって申し訳ないなと思いかけたところで厨房から「やったー!」みたいな声が聞こえてきたから安心した。

 

午後、先輩がセッティングした、防災に関する勉強会に出る。経緯がわからず漫然と臨んだが、強めの内容で疲れる。

災害に対する課題意識は、向き合っている人とそうでない人のギャップがすごい。自分はこれでも仕事柄シミュレーションはしている方だが、避けて通る気持ちはわかる。

我々の界隈にありがちな欠点は、社会課題を考えない人を無意識的に責めるところだ。特に、先頭を切って走る人は、後方が義理で付き合っていることとか、しんどいことに気付かない。今回は、過酷な現実を突き付けることで、切実さから行動を促そうとしていたが、普通に暮らしができている人にそれは、無理だと思う。まかりとおったとしたら宗教に近い。

会の終わり主催者から、夜に大震災があったらどうしますか、という問いがある。そこで主催たちが平気で、棚の下敷きになるかもとか、都外に逃げるとか言ってヘラヘラしているので訳がわからない。更に、出向先の組織にBCPがないらしいことがわかり、なんというかなんというか何なの?冗談のつもりなの?お前が言うななの?

同席してくれていた民生児童委員の会長さんを、全力で労いたい気持ちで満ちた。

 

帰り道のオーケーに寄りいなばのカレーを買う。

保管付きの宅配クリーニングの回収が来て、コートがなくなりさっぱりする。

風呂も入らず寝たい気分だったが、惰性で様々こなし、22時に布団に入ったが結局1時間ぐらいぐだぐだしてしまう。いざ休める時には、疲れを感じた時ほど疲れていない。