仮面福祉会

できることを切り売りしています

耳に入れた瞬間CMみたいになった

入れたコーヒーを持ってき忘れた。

朝食にコーヒーがないのも悲しいし、1日家のキッチンで佇んでいる水筒を想像するとかわいそう。

 

昼は昼で、異動により来られなくなるかき氷の、最後の駆け込みをねらうも混んでいて入れず、すごすご事務所に戻る。コーヒーと甘いものが食べたい欲で頭がぱんぱんになるが、昨日お菓子類を全部持ち帰ってしまった。諦めてスーパーで買った千切りキャベツを食べようとするが、昼ごはん用のお箸も撤収してしまっていた。無理矢理スプーンで食べて野性味があふれる。

 

くそ重エクセルとの格闘は一応終える。

作業を引き継ぐ職員からちょぼちょぼ教えを請われ、説明をする。おおかたはこの4年間で初めて発生した業務で、やりながら考えながら自分のやりやすいように組み立ててきたことだから、引き継がなくてもそれぞれより良いようにすればいいのではといい加減に考えていた。しかし、言語により、過去経験を下敷きにし進化をスキップするのが人間というものだ。

子を持たないのだからせめて、他人の進化に寄与して広義の自分を残そう。

 

業者での打ち合わせも今日で最後。最近やったやらかしを回収しないままいなくなることを詫びて去る。

 

母から、もろもろ届け物を玄置いておいたとラインがあった。帰宅すると果たして、玄関に紙袋が置かれていた。

土産のお菓子と、なぜかコーヒーと、義妹の実家から送られてきた文旦と、兄が誕生日プレゼントにAmazonしてくれたワイヤレスイヤホンだ。

兄からお下りでないプレゼントをもらうのは初めてかもしれない。ガジェットのセレクトに関して信用できる人だから、イヤホンとだけ言って任せて楽をした。その兄の結論が目の前に現れてうれしい。うきうきで開封し、使い方もそこそこにとりあえず耳に装着した。

急に静寂になった。

ブンブン回るサーキュレーターも、テレビも、別の部屋に移ったかと思われるぐらい「無」になりビビる。ノイズキャンセリングで苦手だった、気圧が変わるような感じもほとんどない。こんなことになってたのか。

 

さっそく兄に、レビューを書いてメールした。