仮面福祉会

できることを切り売りしています

価値なし、と同義

最低気温を見て、冬の数字だとみなすのに、明らかに寒さが弱い。手足が冷えないのが気持ち悪い。

雨だし、春の嫌いなところが今年も着々と存在感を増している。そういえばそろそろ、開花だわっしょいと言い出す時期だがどうなっているのか。

長尺のニュースにありがちな、開花とか値上げとか生活にピッタリくっついた話題が苦手で、単身になってから避けて見なくなった。何か行動を促されているような強迫観念があるし、街頭インタビューなどで市井の人が話す様子にハラハラしてしまう。見ないおかげで平穏だが、単純に知らないまま過ぎ去ることは増える。

 

異動前最終週で、完全にナーバスになっている。

最後の最後まで、データ量のくそ多いエクセルと格闘し続けている。2年越しで進めてきた調査は、締切日になっても先生から音沙汰がなく進められないままひと月が過ぎた。いい加減蔑ろにされているよう感じて哀しくなる。大量発送秒読みの書類に間違いが見付かるし、既に在庫が足りず次回発送ができない。うまくいかない。うまくいかないが絶え間なく押し寄せる。

今年度の評価フィードバックだと部長に呼び出される。上位3分の1に入ったよの紙を渡されつつ、成績がいい人は伸びしろがなくてつまらないと言われる。つまらない、というのは、自分にとってかなり嫌な評価だ。いい成績を取ったのに何でそんなことを言われないといけないのか。じわじわひどくて反芻してしまう。

さては、怪我と戦いながらドラマチックに活躍するサッカー選手とか、優勝争いに絡んだと思えば角番になる力士とかを好むタイプだな。私は、怪我せず地道に仕事をこなしたり、優勝はしないが常に勝ち越せるような選手こそ、評価されるべきだと思う。

 

弟の転職が無事に決まったのだそう。子ども時分からそうだったが、弟は素直で人間がよくできており、人生をうまくやれる。私の人生は自らした選択の結果だから受け入れているが、自身の仕事が周りの人々みたいに稼げるものでないことに、劣等感はある。

 

同僚のひとりが帰りがけに、今日誕生日なんです〜と打ち明けて照れていた。きょう、父の誕生日でもある。同じですねと言おうかと思ったが、だからなんだ案件過ぎて止めた。