仮面福祉会

できることを切り売りしています

ねっとりとしたコミュニケーション

年内出勤最終日。

構わず今日も、業務システムの構造的欠陥でがっくりする。算数が苦手な自分が理解しにくいやつだ。柱と柱の間の空間の数とか、四方に座る人が対面の人にタッチしていったらどうなるかとか、そういうたぐいの。時間をかければ解は出せるが、日常に潜むおかしいさに気付くのがちょっと無理だ。

一方、で、どうすんの、ということの思い付きと処理は早い。問題が起こる前提の能力…。

 

そういえば昨日久しぶりに、ちょっと近くまで来たので寄りましたという市民の窓口対応をした。うちの職場は業者向けの接客スペースはあるが、一般の人が来る前提になっていないので、近くにある経理の会話がめちゃめちゃ聞こえてくる中で話を聞く。

骨格がしっかりした身綺麗にしている人で、高齢の人に感じがちなヒヤヒヤした感じはない。しかし、帰りますと手に持ったのがパンパンの紙袋で、上からハガキがこぼれ落ちそうになっているのを見て一気に不安になった。鞄や靴に気を使うのはそこそこの水準が必要なのだと思い知った。

近くの病院に通院してるから、またついでに来る、と言っていたが、そっちの都合で来ないでくれ。

 

年明けから人が増えるので、ちょっとだけ席替えをした。それにより、電話を取る派遣さんたちの島に近くなった同僚が、おしゃべりしたりお菓子食べたり全然仕事してない!と急に苦言を呈し出した。言うことは正しいはずなんだけど、なんだか不快だな、と感じる。言う場所と、言い方のせいかな。崩れたケーキのことをカスタマーセンターに問い合わせるんじゃなくてSNSで曝しちゃうみたいな。

 

今日が最終日の派遣さんが、小分けにしたお菓子を配って挨拶をしていた。年度末で契約満期の人が、あと少しですが来年もよろしくお願いしますと言って帰っていった。そういう全部が煩わしい、年末。

 

帰りの電車がスッカスカで、さすがに!と嬉しくなった。