仮面福祉会

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馬が走っている

朝方、寒い寒いと思った記憶があるまま再び寝る。そして目覚めると9時をだいぶまわっていた。不動産屋の予約に間に合う気がしないので、11時に現地集合にしてもらう。

支度をしている間、リビングで両親が「きっとうまくいく」を見ていた。忘れているエピソードが多く、とても気になる。

後ろ髪を引かれなら出かけた。

 

現地までの道のりが、高校に行くのに毎日通っていたルートだったので、地道に歩く。住宅地を歩くのは何故か疲れる。

登ったり降りたり登ったりしながらたどり着きぼんやりしていると、不動産屋の人から、ナビに入力する住所を間違えたと電話がきた。実は私が今日寝坊したこともバレていないし、逆に待たされた方の立場になれてしめしめである。

帰りは不動産屋の車に乗せてもらって快適であった。

 

任務を終え新宿に行くと、アクセサリーのお店に入場制限するほど客が集まっていた。プレゼントを一緒に選ぶのが主流になったことの現れだろうか。辛抱強いなあ!と感心するが、待つ時間すらも楽しい人々なのかもしれない。

 

その横を通り抜け、クリスマスのかき氷を食べてうまい。それからハブに入り、ラグビーを見る。

前のテレビでラグビー、後ろのテレビで有馬記念がやっていて、それぞれを目当ての客があっちとこっちを向いて飲んでいる。しかし出走した時には、さすがに全員見た。個を認識していない私にとってはただ馬が走っているだけだが、馬券を買った人たちの盛り上がり方が尋常でないので笑った。かつて毎週WINSで競馬を見ていたことがあったが、ハブで見る人たちは、ちょっとおしゃれだし明るくていいな。

ラグビーは先週に引き続き、めちゃめちゃ面白い試合だった。去年の東芝と全然違う。どうしたみんな。

 

期待して夜のスポーツニュースを見るも、ラグビー全く触れてくれなくてしょんぼりだ。インスタで選手たちがクリパしてるのを眺めて気を取り直す。