仮面福祉会

できることを切り売りしています

夢かっこいい

永遠に寝ていたくなるのがわかっているのに、つい二度寝してしまう。意思と体を分離して無理矢理布団から離れる。この場合、独立した筋肉が体を動かしている感じ。

遊びに行くのにこれだけ起き難いので、逆に、仕事の嫌さは自分にとってそんなにないのがわかる。

 

ようやっとしたくをして駅に向かうも、スマホを忘れたのに気付き走って帰る。その気で走れば5キロとか走れるのに、日常の延長の走りは数分できつい。

 

ラグビーを見に京王線に乗ると、座った前にスーツの三人が立った。ふと見上げると、目の前の人のネクタイに「JAPAN RUGBY REFEREE」と刺繍してある。もしや、カワハラさんでは。そして隣りにいるのが噂のニュージランドレフェリーか、と興奮したが、オタク過ぎるので耐えた。背が高くしゅっとして英語で会話しててかっこよかった。ほくほくして調布で降り、かき氷に行く。

 

そこから40分ぐらい歩いて味スタへ。途中アミノバイタルフィールドに差し掛かった。もう20年ぐらい前になるが、ここに弟の試合を見に来たことがあるなぁと、思い出を思い出として取り出す。

会場につくと、グッズ売り場が今までに見たことがない行列になっている。開幕戦は気合がすごいな。席は日が当たって痛いぐらいに暑い。

 

前のワールドカップからフォローしているリッチー・モウンガが、なぜか東芝に加入したので満を持して生で見た。当然かっこいいし、かっこよさにちょっとスキがあるところも良い。ゴールキックを立て続けに外したので会場がざわついたが、それ以外のパフォーマンスは流石であった。

今年はそれでファンクラブに入ったので、試合終わりのお見送り会に参加した。とはいえ、どうせチームのメインターゲットは子ども、もしくは子どもにつながる親が祖父母だろう。少なくとも一人で来てる金払いの悪い自分みたいなのに用はなかろう。と、無駄に卑屈になってしまって肩身が狭い。本当はモウンガのいる列に並びたかったが、一番空いているところにずっと入って抜けた。それにしても選手はでかくてかっこよかったし、何よりどう見ても紳士な監督が握手してくれたのでもう、十分ですありがとうございました。

横目で見たら、モウンガの隣りに弟の同級生の選手がいて、夢かよと思った。

 

暗くなると肌寒く、すぐに眠い。眠いが選択をしながら風呂を掃除して何とか体裁を整える。