仮面福祉会

できることを切り売りしています

何を面白がればいいのかわからない

有給消化。だが、せっかく昨日、会議後戻ってまで作業をしたのに、ひとつやり忘れたことを思い出した。朝一職場に電話をし、明日でいいですかねと上司にお伺いを立てて済ます。仕事のできない人の振る舞いで悔しい。

 

朝ごはんにかき氷を食べ、歌舞伎座へ。一幕見で超歌舞伎を見る。隣に座った人がおもむろに、演目が印字されたペンライト(ていうか、棒)を取り出したので、そうか、とわかった。歌舞伎座まで参戦するガチファンが、ちゃんと、いるんだ。何が入口だったのかな、ミクさんのファンなのかな。

私は完全に興味本位だったが、ミクさんを作るのにどれだけの労力が費やされているのか感嘆してしまう。ちゃんと踊れているのがすごくて、誰がモーションキャプチャしてるのだろうと気になる。内容が滅茶苦茶なのはそういうもんだから良いとして、純粋の歌舞伎役者推しとしては、もうちょっと生の人間(というか中村屋)にも見どころが欲しかった。

物足りないから2部の踊りも見たかったが、いい席が空いてなかったのでまたにする。アジア系外国の人が、一幕見チケット売り場で、ドレスコードはあんのかい?と訊いていた。旅だなあ。

 

いよいよ家を出んと、不動産屋へ行く。断続的に探しているからだが、毎回心得を説明されるので面倒くさい。食欲のように転居欲があるわけではないから、多額の金を払わねばならないのが嫌で、常に気持ちが消極的である。

探してもらっている間、他のお客さんの会話が耳に入る。学生さんなのか、最終的に親マターらしいが家賃の価格帯が10万に迫っておりすごい。自分の住まいに加え、子どものために毎月何十万も出せる大人に、どうやったらなれるのか。知らない人だがすっかり尊敬する。

 

気持ちを強く持ち、内見の予定を組んで店を後にした。外は暗くて寒い。そういえば平日だったんだ。