仮面福祉会

できることを切り売りしています

東京の人

仕事で朝早い、と予告していた母が起きる物音で起きる。出掛けてから朝にしようと気配を伺いつつ、先週買ったスマホの設定をちまちま進める。かつての携帯に比べたらデータ移行は格段に楽だが、アプリの出し入れは本当に面倒くさい。

結局昼前まで時間を溶かす。

 

腹を減らして出かけ、久しぶりのかき氷屋へ。記憶よりもおいしさに印象がなくあれれと思う。

隣りに座る二人が、大学生らしい悩みを言い合っているのが耳に入る。漫研の体験に行ったら、コーヒーを1万円札で売るアイディアについてのブレストが行われていたらしく、漫研関係ないじゃないか。大学内で展開される社会、無法で怖すぎる。

 

ぼてぼて歩き、御茶ノ水でスキー用品をチラ見し、なんだかんだ東京駅にたどり着いた。東京駅前の横断歩道で、年配の女性が転ぶのが見えビビる。夫らしき人と歩道で傷を確かめている所へ通りかかり、絆創膏や消毒でも持っていれば良かったなと思う。何故か、他人であればあるほど、労りの気持ちが走る。

 

たくさん歩いたのに、GoogleFitを入れ忘れて記録が残らず悔しい。スマートウォッチと同期しようとしたら、新しいスマホにつなぐのに初期化をせよと言われる。初期化した時計の盤面を変えようとしたら、使っていたアプリが有料になっていた。

うまくいかないなぁおい。

あれこれ調べた結果、ウォッチフェイスを自作するに至った。こだわりを実現させる根気が勝ち、謎に技術を身に付けていく。